瘀血(おけつ)や鍼灸治療道具の写真です。瘀血については、東洋医学についてのページをご覧ください。
なかなか瘀血がどんな感じで出てくるかを患者さん自身が見ることはほとんどありません。なぜなら、瘀血がどこに溜まっているのか、その場所と深さをきちんと把握・診断できない鍼灸師がほとんどだからです。
深く刺したから瘀血が出てくるわけではありません。写真をご覧になればお分かりになるとおり、刺さっている深さは2ミリもありませんし、指先という敏感な場所に深く刺せません。
以下のほとんどの足指写真が、私の腰椎椎間板ヘルニアによる神経障害領域における麻痺・痺れ領域からの瘀血です。 鍼を抜いただけで(絞り出していません)これだけの瘀血が出てくることがお分かりになるかと。どれほど私の経絡上に瘀血がたまっているか分かるというものです。実際、瘀血が出たあとは痺れが非常に楽になります。写真の何枚かは、どのように鍼を打っているか分かるようにしてあります。また、一部の足指からの瘀血写真は患者さんからです。人によって出てくる瘀血の量も、色も違うことがわかると思います。
手指の写真は患者さんからです。患者さんでも人によってはこのぐらい瘀血が出ることもあります。
瘀血でも、透明な水のような瘀血があるということも。非常に珍しい写真だと私は思います。(患者さんの許可を得ています。)
私の右足の小指(至陰)と薬指(足竅陰)からの瘀血。瘀血は絞り出し切りますが、絞り出し切るのにティッシュペーパー1枚が血に染まるという証明です。それほど私の膀胱経、及び胆経が痛んでいるという証明です。ですが、瘀血を絞り切った後、腰の痛みがほとんど消えるのも事実です。何日間に分けて絞ったものじゃないですよ。どの血痕も色が鮮血でしょ?一晩置いた後なら、血液は酸化してどす黒く変色します。実はこの後、キーボードについた血液を拭き取るのが大変でした。